2009年05月05日

島津義久−九州全土を席巻した智将−

島津義弘は有名ですが、義久はなんとなく影が薄い感じがします。
しかし、義久の評価は高い事が多く気になっていました。
ちょうど見つけたので買ってみたのですが。

途中まではいいんですよ。義久・義弘・歳久・家久四兄弟の
幼少の頃のエピソード、家督相続、三州統一などね。
三州統一後に島津家中での微妙な溝とか、色々細かく描かれていて
どんどん物語に引き込まれる感じで。

しかし一番最後がねなんとも言えんのですよ。
樓岸夢一定を読んだ後にも感じたような…
義久は子に恵まれず、男児が生まれなかった為義弘の次男久保(ひさやす)を
婿とするも若くして朝鮮出兵の時に病没。義久の娘の再婚相手として
義弘の三男忠恒を婿として迎える。しかし忠恒と義久の仲は悪く
(読んでいる限りでは一方的に嫌っている感じ)義久の娘である妻とも不仲。

最後はこの忠恒と義久の確執というかそういったものが描かれていて
それが非常に後味の悪いものなのです。。。
全体的に非常に面白い内容なんですけどね。最後に悪人登場!的な感じなので…

あと興味をひかれたのが歳久。成長していくにつれ、義久は歳久と
一番馬が合うらしく、考え方も似ている二人。
義弘や家久とは考え方がちがく意見がわかれる事も度々あった義久ですが。
秀吉の九州征伐の際に一番和睦する事を進めたとされているにも関わらず
一番最後まで秀吉に抵抗するのです。九州征伐の時に息子(養子)が
討ち死にしてしまうのです。恐らくそれが秀吉に最後まで抵抗する
原因となっていると思うのですが、義久を慕って一度も背いた事が
ないような歳久が、なぜ。とも思うのです。

もういない人ですから推測するしかありませんが、歳久があの時
何を考え、どういう思いであのような行動に出たのか。
あれば歳久の小説も読んでみたいな、と思いました。
posted by yu-ko at 20:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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