2009年04月14日

豊臣秀長−ある補佐役の生涯−

ちょっと期待して読んだ豊臣秀長、上下巻。
この人も書いてるけど豊臣秀長は有名なのに本が少ない。
ずっと気になっていた人でちょうど良かったので買ってみました。

これはなかなか期待通りで面白かったです。
気になるのはこの人は信長・秀吉など今までの常識を覆し当時では
奇策というかそういう事を行った人が好きなようで、今まで通りの
政治や戦をしていた武田信玄や上杉謙信は好きではないようです。

バカにしたような見下したような感じが見受けられたのが残念。
好き嫌いはしょうがないんですけどね・・・
例えば信長は本拠地を清洲→小牧→安土となんの拘りもなく
ぽんぽん変えてますが、これは都である京の近くへとどんどん
移動していってるのですが当時は京を押さえたら天下人のような
感じだったので京に近い方が便利。

しかし信玄は本拠地は躑躅ヶ崎、謙信は春日山どちらも本拠地は
移しませんでした。それを本拠地を移さないなんて古臭い(*≧m≦*)ププッ
移したら楽なのにねー。的に書かれている、というかそういう風に
私には見えてしまいました。ただ事実を述べているだけかもしれませんが…

肝心の秀長ですが、秀吉から誘われるとこから秀吉が柴田勝家を
倒すところまでしか描かれていません。あとがきとして、そこから
秀長の死までがかなり駆け足で描かれています。
割としっかりと書かれている本だったので、どうせなら最後まで
駆け足にならず彼の死までを描いてほしかったです。

彼はずっと補佐役として、目立たず実際はかなりの功績をあげているわけですが
功を焦らず地道にこつこつと人が嫌がる仕事を進んで行い人が喜ぶ仕事は
自分の家臣や、秀吉の家臣に譲るという事をひたすら行ってきました。

そこがしっかり描かれており読み応えがあります。
軍師として有名になった竹中半兵衛や黒田官兵衛のように何かが
物凄く飛びぬけていたわけではなく、秀長の地道な努力によって
彼は色々なものを身に着けていきます。所謂努力の天才というタイプ。
また、秀吉とは兄弟でありながら小さい頃はほとんど一緒に
生活した事もないのに秀吉の心を読み秀吉の行ってほしい、言ってほしい言動を
察知する能力は非常に高いようです。

あと気になった点は秀長は百姓時代からお金に興味がありお金を貯めるのが
趣味でした。みたいに書かれているのですが、彼は少ない禄の時から
小金をせっせと貯め、必要とあらば自分の家臣・秀吉の家臣などに
不満を納める為に自らの貯金をはたいていたりします。

そういうのを読むと立派な人だなーと思うんですが、小金を貯めるのが
趣味でした。みたいに書かれるとなんだかセコく感じますね。笑
そこの一文はいらないんだけど。みたいな。笑
戦国時代は親殺し子殺し兄弟殺しは当然の世の中で兄をたて
完全な補佐役に徹する彼はかっこよかったです。オススメです。

yu-ko120.gif
posted by yu-ko at 21:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
yu-koさんの読書談を毎回拝見すると凄く本を読みたくなります。歴史は得意分野なので……。(今は多分全然ですが(笑)

前回の日記もですが歴史を凄い楽しんでると思います。また色々と読書談拝見させて下さい。

って、琢磨は今年レースするのかな…。
Posted by たかちゃんまん at 2009年04月15日 03:02
>yu-koさんの読書談を毎回拝見すると凄く本を読みたくなります。
ありがとうございます!嬉しいッス。
今は全然だったとしても読んでいれば自然と得意になりますよ。笑
歴史は今のところ戦国時代だけですが、楽しんでますよ。
やっぱり自分の好きな事は悔いのないようにやりたいですからね。

琢磨、どうなんでしょうね?
どこでもいいから走ってほしいですよね。
Posted by たかちゃんまんさんへ at 2009年04月15日 20:45
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