2009年02月18日

結城秀康

次は結城秀康を読みました。
彼は家康の実子なのに秀吉に養子に出され秀吉の子となり
秀吉が秀康がいらなくなると今度は結城に養子にだされるという
かわいそうな境遇の武将です。まぁ、戦国時代は養子という名の
人質は多かったので普通と言えば普通なのかもしれない。

小さい頃から家康に好かれずひどい待遇で、家康の次男なのに
信康が自害させられた後、本来であれば秀康が徳川家を継ぐハズなのに
三男の秀忠が家督を継いだりとなぜか家康に嫌われています。
昔からなぜ秀康が嫌われていたのか不思議で仕方なかった。

この本では家康が一度だけ行為に及んだ、身分がいいわけでもなく
たいしてキレイでも気配りができるわけでもない女性の子で
家康は彼女の事をほとんど覚えておらず、気に入ったわけでもないので
その子である秀康にも冷たくあたる…という感じだったのだけど。

戦国時代は戦に明け暮れているわけでいつ子供が死んでしまうか分からず
男子であれば何人でも喜ばれたものなのに、それだけの理由で
冷たくされるというのはどうも腑に落ちないのだけど…

だいたいはかわいそうな人生が描かれているわけなんだが、なんというか
秀康は武将としてそれなりに素質を持った人なのに人が良すぎるのか
少し頭が足りないのか二人の父である家康・秀吉に嫌な事などを
押し付けられて、嫌だと思ってもうまく丸め込まれてしまう事が多かった。

途中までは相手のいやらしい心を読むのに「秀康だから!!」みたいな事を
言われると「そうか、頼りにされてるのか」みたいな感じで…
もう少し人間がいやらしく汚いものであると秀康が思っていれば
家康・秀吉の思い通りに動かなければまた違った風になったのかなぁ。
なんて思わされました。最初の印象と変わらず、秀康はかわいそうな人。
なイメージのまま小説を読み終えました。

なんか面白いとかそういう以前に、かわいそうでかわいそうで…

yu-ko120.gif
posted by yu-ko at 23:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
yu-koさん、こんばんは!
結城秀康の話は、司馬遼太郎の『豊臣家の人々』という短篇集で読んだことがあります。
秀吉の何人かいる養子・猶子のなかでも出来がよい人だったのだなあという印象が。だから秀吉には愛されたのかな?
関ヶ原のあとでは、家康も彼を見直したようですね。秀忠とどちらを跡継ぎにするか、家臣に聞いたりもして・・・。愛されるということではないけれども、自分を認めさせることができて、少しは報われたのではないかと思いたいです。
Posted by guwa at 2009年02月19日 20:59
豊臣家の人々という本も面白そうですね!今度読んでみようかな。
この本でもたくさんいる養子の中でも秀康は特に気に入ってたみたいです。
ただ、鶴松や秀頼ができる度にやはり冷たくなるようで…

>関ヶ原のあとでは、家康も彼を見直したようですね。
家康はそれなりに評価していたようだけれど、秀康は
どちらかというと養子とはいえ、さらに結城家に養子に
出されたとはいえそれなりの愛情を注いでくれた秀吉よりで。
この本では最後の結末は、決して幸せではないんです。。。
それが一番かわいそうで…
Posted by guwaさんへ at 2009年02月19日 22:15
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