2009年01月25日

受け取り方次第

今回は佐々成政を読んでみました。
私の中で成政のイメージは、なぜこの人が有名なのか疑問に思う武将。
普通の授業でしか歴史を学んでいない人にとっては全く持って無名だろうが
戦国好きな人であれば名前ぐらいは知っているであろう有名どころだと思う。
だいたい有名な人ならば、その人の功績みたいなものを知っているハズ。

秀吉なら天下統一、家康ならその後を継いだ?奪い取った?とか。
なのに成政は熊本をうまく納められず切腹させられた人、とか
家康と信雄に打倒秀吉!って立ち上がろうぜ!と寒い中、山を越えて
説得しに行ったのに無駄に終わった、とかそんなイメージしかない。
かけらもいいイメージがないのに何故有名なのか。ずっと疑問でした。
でもそれでもなかなか知ろうという気すら起きない武将。笑

成政といえば前田利家の家臣、奥村永福の守る城を大軍で包囲したのに
負けてしまった話も有名だと思うんだが、残すは本丸のみというような
後一歩の状態で前田利家の援軍が到着。それまでに成政軍はいくつか
失敗を重ねていた為、今は攻め落とす機ではない!と颯爽と撤退。
撤退する様も勇将猛将らしく、乱れず撤退して行った。と書かれている。

この作者は成政が大好きなようで、成政と敵対する秀吉や利家等には
「けっ」って感じが見受けられるが、成政の家臣や成政に好意を
抱いている人物に対しては凄くよく描かれている気がする。
歴史小説なんてたいてい、作者の好みで人物像というのがだいぶ
変わってくる事がほとんどなんだけどこの人の場合も強く感じた。

更にその好みによって人物に対するだけでなく物事に対する受取り方も
だいぶ変わるんだなぁ。と思ったというのが一番の感想。
上の奥村永福の城攻めの話も「ショボくて負けた」という受取り方も
できるし、この人のように「今はその時ではない」と負けたというより
わざと攻め落とさず颯爽と撤退していった、ような描き方もできるわけで。

常にその調子でいくと佐々成政へのイメージがガラッと変わる。
今まで知らなかったが、成政は信長・織田家に対する忠誠心が強く
それ故のっとろうとしている秀吉は好きになれない。
だから反発(中途半端だけど)する、という武将として描かれている。
最初から成政への知識を持たずにこれを読めば、忠臣で男気のある
かっこいい武将として映る。

受け取り方一つでショボイ武将にもカッコイイ武将にも映る。
こういうところが歴史って面白い。
ちなみに今回買った戦国小説リスト。
藤堂高虎 −徳永信一郎−
結城秀康 −大島昌宏−
宇喜多秀家 −野村敏雄−
浅井長政の決断 −笹沢左保−
加藤清正 −佐竹申伍−
家康の父親は武田信玄だった! −武山憲明−
と↓佐々成政の7冊です。残りの6冊も楽しみです。


yu-ko120.gif
posted by yu-ko at 21:33 | Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ども、お久しぶりです。携帯の故障や仕事で出航してたり、現在もインフルエンザで入院と、なかなか読みに来れなかった・・・

私、現在、立花道雪 を探し中です。インフルエンザが治ったら再開します。
Posted by タイラ at 2009年01月26日 08:48
お久しぶりです。
インフルエンザ早く治るといいですね。
Posted by タイラさんへ at 2009年01月28日 20:37
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