2008年09月25日

義弘2

前回の義弘、敗走が面白くなかった為、島津義弘の小説を2冊も買ってしまいました。
先日、1冊目を読み終わったのでその感想を。
面白かったしやっぱり熱いいい男exclamation×2

島津義弘と言えばメインはやはり関ヶ原の敵中突破と秀吉の九州征伐でしょう。
この本は関ヶ原がメインに置かれてます。
義弘は最初家康側に着こうと伏見城へ向かいます。そこは鳥居元忠が守りを固めており
家康から誰も入れるな。と言われてる事もあり、味方しようとする義弘を拒否。
怒った義弘は三成側につく事に決めます。

しかし、義弘は関ヶ原には1000名程の兵しか連れていません。
三成は寡兵だからと義弘を軽くみます。九州という本州とは離れたところで
あまり関わりがなかったからか、義弘の猛将っぷりを知らないのか
義弘が色々と進言してもその意見を全く聞かない。

三成は奉行の仕事には長けていたものの実戦の経験はあまりなく
それを補う為に島左近を家臣にした程。
それなのに全く意見を聞いてくれない三成に義弘はまた怒り心頭。
関ヶ原では三成隊の隣に陣を敷くも動かず。

印象的だったのが島津よ、動いてくれ!と三成が義弘の下へ頼みにいくところ。
三成は今こそ追撃の時!島津が動いてくれれば、西軍の勝利。とお願いに行くも
義弘は今までの怒りで断るのだがその時にようやく三成はいかに義弘が
今までの三成の言動に対して怒っているかを知るのです。

その三成の愕然とするシーン、とぼとぼ自陣へ帰っていく三成。
やはり三成は奉行としては優秀だが、加藤清正や福島正則等の武将から
嫌われていた事でも分かるが人の心を読めない。いわゆるKY?笑
秀吉は人心掌握に長けていたのにそれを学べなかった三成。
奉行とは嫌われ者だからそれでよし。としていたようなところがある。
三成の失敗はココ。彼にもっと人心掌握する力があれば加藤清正等にも
嫌われる事はなかっただろうし、関ヶ原でも裏切り者が出なかったかもしれない。
裏切り者が出なければ西軍の方が有利な場所に陣をしいていたので
勝っていたかもしれない。そうすれば徳川幕府も江戸時代もなく
現代の世の中はもっと違ったものになっていたかもしれない。

スポーツと歴史にたらればは禁物ですが。
ついつい、関ヶ原となると熱が入ってしまって。笑

関ヶ原では結局、三成の為に戦う事はなく敗戦とはいえ撤退も後退するのではなく
前進あるのみexclamationとばかりに敵中突破。たった1000名程しかいなくても
島津の兵達は「殿を守るためには命も惜しくない!」と捨てがまりの戦法で
義弘を守り、義弘はなんとか九州へ戻っていくのです。

関ヶ原の捨てがまり。
大軍で鉄砲を使ったのは長篠の戦いでの信長が有名ですが九州と言う土地柄
島津はそれよりも以前から鉄砲隊を指揮していたよう。
関ヶ原でも鉄砲を持ってきており、殿(しんがり)は追撃してくる敵を
鉄砲の弾がなくなるまで打ち、弾がなくなってからは刀等で斬りかかり
殿が全滅するまで戦い敵を追いつかせまいとする戦法。
※念のため、殿とは暴走族でいうケツ持ちの事で本隊を無事に退却させるべく
敵の行方を阻む部隊の事。


関ヶ原などでの義弘の心の動きが細かく描かれていて分かりやすかった。
更にはところどころ、回想として義弘の九州での戦いっぷりも描かれています。
ラストでは秀吉の九州征伐の模様がさら〜っと。
義弘だけでなく島津の兵はとても熱くそれは捨てがまりの戦法にも現れています。
そういうところがやはり戦国時代の一番の醍醐味というか良さですね。

ただこの小説で気になったのが、やたらと呪いというか祈祷?なんかの
信仰が激しい部分です。戦勝祈願程度はどこでもあった事でしょうが
ここで描かれているのはそれを更に激しくしたような感じ。
天気等も軍師等が占っていたりするので、現代よりもそういうのに
傾倒というかそういうのがあったのは確かなんでしょうが…

それ以外はとても面白い小説でした。
熱い漢、熱い武将好きにはオススメ。

yu-ko120.gif
posted by yu-ko at 22:19 | Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
面白く読ませてもらいました〜。
島津義弘って、はずかしながら全然知らなかったけど
興味が湧きました〜。
私ももっとお勉強しよう〜(時間があるんだから。笑)
Posted by るびこ at 2008年09月30日 02:22
たぶん、普通の人は知らないから安心して。笑
興味があるなら貸すし、戦国時代に興味を持ったのなら
私の持ってる義弘以外の小説も漫画も貸し出すよ。笑

小説については途中からだけど読んだ本全部感想書いてるので
良かったら書籍・雑誌カテゴリーを見てみて下さい。
Posted by るびこさんへ at 2008年10月02日 00:50
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