2013年07月23日

山野井泰史・妙子夫妻のギャチュンカン登攀を書いた本。
山野井泰史は言わずと知れた?クライマーですが、奥さんもクライマーなんですよね。
笠松美和子とグランド・ジョラス北壁冬季女性初登頂とか女性と括らずとも凄いクライマーです。
そんな泰史・妙子夫妻とコックのギャルツェンがヒマラヤ7000m峰ギャチュンカンへ。

この二人は読んでいてホントに最高のパートナーだな、と。
基本的に二人とも黙々と登るようであまり会話はないものの必要なところでは二言三言。
たったそれだけで分かりあえるって凄いとありきたりな感想w

内容は他の山岳本同様壮絶なお話なんですが、壮絶な内容よりも二人があまりにも強すぎて
この二人はホントに凄いなっていう印象が強烈です。

そして何を書いたらいいか分からないけどとにかく面白い。
今まで読んだ山岳本の中で一番のオススメと断言できる。
posted by yu-ko at 21:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月14日

実は…

バイクの免許をとりバイクを購入しました。
ナビはつけてないので、なかなか一人で遠出できませんが…
早く一人で遠出できるようになりたいな〜。
Ninja.jpg
posted by yu-ko at 22:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月12日

単独行

新田次郎の「孤高の人」のモデル加藤文太郎の遺稿集?です。
私は新田次郎の「孤高の人」は読んでいません。
「孤高の人」というタイトルから、気難しい単独行を好む変わり者なのかな?と思っていました。

それなのに読んで見たら文章がうまくないせいなのか、彼の性格か。
純粋で素朴で真面目で、人が好きなのにうまく言葉にできない不器用。
そんな感じの印象を持ちました。

一人で登るものの、人を見かけると「エホー」と声をかけてみるものの
遠いのか反応はなかった。とか山小屋で遭遇した人達に話しかけていたりして
とても「孤高の人」というイメージとはかけ離れているような気がします。

大体は◯◯日 ◯◯時 場所 − ××時 場所 
時々その時に遭遇した人達の事や、アイゼンに履き替えた、スキーで登ったとか
食事の内容などの、山行記といった感じです。

ところどころにエッセイ、天気の読み方や雪崩が起きる時、山について書かれています。
この本を読んで私は登山ではなく登攀が好きなんだなと改めて実感し
最初はあんまりおもしろくないな、等と実は思っていたのですが。

山行記というより彼の人柄や成長を感じたり、彼のちょっとした反省を微笑ましく感じる
加藤文太郎自身の魅力溢れる本だなと思いました。
そういう意味でとても良い本に出会えたと思います。

しかし31歳という若さでこの世を去った加藤文太郎。
彼の遺稿集を読むだけでこれだけ彼の魅力が伝わってくるのだから
彼が31歳でこの世を去らなかったら、どうなっていたのだろう。と思わずにはいられません。


posted by yu-ko at 23:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月04日

ヒマラヤを駆け抜けた男

8000m峰14座のうち9座登り、当時日本人では最多の記録を持っていた山田昇。
雑誌岳人に著者である佐瀬稔が「14座完登するまで」を、山田昇の14座完登と
同時進行で進めようと書き始めたものが「ヒマラヤを駆け抜けた男」

第一回を書き上げた後、山田昇のマッキンリーでの遭難の知らせ…
同時進行するハズだったものが、山田昇記になってしまったわけです。

山岳小説で初めて読んだのは佐瀬稔著、狼は帰らずの森田勝。
そのせいか登山家で変わってるなーという印象が強い。
しかしこの山田昇を読んでみると凄く普通な純粋な人というイメージ。

特に最初の方は日本での山を登っているせいか、とてもほのぼのした山行という感じ。
しかし、彼の師と仰ぐ小暮勝義と出会った事から今まで以上に山にのめり込む。
そして小暮と行ったダウラギリT峰で小暮は滑落死してしまう…

その後も山田と一緒に行った人が死んでしまう。
それもそのはず、どれも8000m級の山だったり冬季だったり。
それでも山田は海外の山へ登りに行く。

そしてマッキンリー。
彼は登頂できたんだろうか…
できなかったのかな、と思うけどできていてほしいですね。

佐瀬稔の本は森田勝の時もそうだったが、"周りの人から見た"が非常に多い。
なので死のクレバスや小西政継の本に比べると山での行動や臨場感のようなものは少ない。
しかし、その人物を知るには佐瀬稔の本はとても良いと思います。
特に今回の山田昇の本は彼の性格も相まってか、ところどころ感極まったり
面白くて電車の中で笑いそうになってしまったり。

そうそう、山田昇の実家は群馬の沼田でりんご農園をやっているそうで
そこに「山田昇ヒマラヤ資料館」が併設されているそうです。行ってみたいなぁ。

最後に。
当時というか日本人では山田昇の9座が最多記録でしたが2012年に竹内洋岳さんが
日本人初8000m峰14座完登を果たし、現在は山田昇はそれに次ぐ2番目になります。


posted by yu-ko at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。