【ネタバレ有】
槍ヶ岳で遭難した、のらくろ岳友会のOGである泉康子が書いた本。
「いまだ下山せず」の連絡が入ったのらくろ岳友会が捜索隊を結成し
同時期に入山したパーティへ取材しながら、彼らを捜索する側のお話。
今までは遭難する側のお話ばかりでしたが捜索する側というのは初めて。
捜索するにしても、どこを探すのか?
その捜索地点を絞る為に泉はわかる範囲で同時期に入山したパーティー100以上へ
質問状を送ったりその返答を読み、これはと思うものには会いに行ったり。
ついに一ノ沢と絞りこみ捜索隊を投入する。
そして彼らを発見するのだった…
読む前からネタバレしてたので、一ノ沢に彼らがいる事は分かっていたのだけれど
なぜ一ノ沢で遭難したのか?というのが気になっていましたが
この本では明確な答えはでていません。
冬の沢は雪崩の危険があるのにそれを知っていたであろうになぜ彼らは沢を下りたのか…