面白そうだったので小説を買って読む事にした。ドラマは見てないw
※今回は盛大にネタバレします。
あらすじは父ちゃん殺される、長男逮捕される。です。
一番短そうな上中下巻だった新潮文庫にした。
上巻を読み始めて後悔した。なんだこの読みにくいものは…
そもそも呼び名が統一されていなくて長男ドミートリイと書かれたかと思えば
ミーチャだミーチェニカだ、三男アレクセイはアリョーシャだのアリョーシェシカだの。
名前を把握するのに少し時間がかかったw
更に宗教的な話が非常に長々と続けられたりして、無神論者としては読むのが苦痛で
上巻はかなりすっ飛ばして読んでしまった。
中巻に入りようやくミーチャの当日の行動〜逮捕に至るまで。
中巻はかなりすんなりと読めた。
下巻は主に裁判まで、この途中で次男イワンが兄ミーチャではなく
召使のスメルジャコフを疑い始め問い詰め、スメルジャコフ自白。
そして裁判の前日に遺書を残して自殺。
裁判では次男イワン、三男アレクセイ等が兄は潔白犯人はスメルジャコフと
証言するも認められずにミーチャ有罪で決定してしまう。
更にイワンは裁判中に譫妄症になり(前から発症していたが悪化)
一人は有罪、一人は譫妄症で意識不明の重体なのに三男アレクセイは
どこか遠いところへ旅立とうとしている。
これだけ読むと真犯人スメルジャコフ、冤罪のミーチャになるわけだけど
じゃあなんでアレクセイは旅立つの?二人の兄が窮地に立たされているのに?
書きづらいのだが三男アレクセイは敬虔なクリスチャンという設定になっているが
ところどころ???で、周りの人達はアレクセイをやたらと信頼しているけど
サイコパスみたいな感じの匂いがして。
一応自白しているスメルジャコフが犯人なのかとも思うけどアレクセイの行動が
怪しすぎて、本当の犯人はアレクセイなんじゃないかと思う。
ドストエフスキーはこの続きを書く予定だったようだが、カラマーゾフの兄弟を
書き上げた数カ月後に他界してしまい…
ドストエフスキーはこのカラマーゾフの兄弟の続きをどう書くつもりだったんでしょうかね。